C'est la vie!

160411A

セラヴィ!

フランスの芸術


[SpaceAB]

2016年4月11日(月)〜4月16日(土)
(11:00〜19:00)
(土曜日は16:00まで)

160411A-2
ジャン=クロード・ダ・ファンティ
「BK192MCn2」
(キャンバスにアクリル絵具,自動車の部品,木の葉)
100x81cm
【¥450,000】


160411A-3
ジャン=クロード・ダ・ファンティ
「BQ380VXn2」
(キャンバスにアクリル絵具,自動車の部品,木の葉)
100x81cm
【¥450,000】


160411A-4
(ジャン=クロード・ダ・ファンティとラファエル・ランギヨン=オセル)
(作者と企画者)


160411A-5
「会場風景-1」


160411A-6
マックス・ロヴィラ
「Edith Piaf」
(キャンバスにアクリル絵の具他)
100x70cm
【¥370,000】


160411A-7
マックス・ロヴィラ
「Natsume Sôseki」
(キャンバスにアクリル絵の具他)
120x100cm
【¥500,000】


160411A-8
「会場風景-2」

『セ・ラ・ヴィ!』 - 美術展

初めての展覧会を開催するにあたり、アルトピアルはこのイベントのタイトルに『セ・ラ・ヴィ!』(C’est la vieこれが人生!)を選びました。
この表現は快活で少しラ・フォンテーヌの寓話の中のセミ、南仏を象徴するセミを連想させ、謎を秘めたものであると同時に未来への決意でもあり、2015年11月13日にパリで起きたテロ事件のみならず、人生にありがちな不運な出来事に対しても呼応します。
芸術(どんなアートでしょうか!)がそれらを笑い飛ばせるとは言わないまでも、耐えられるものにするという意味を込めています。

『セ・ラ・ヴィ!』は私たちがもう何も言えない時、あるいはもう何もできない時に使う、あきらめの決まり文句というだけではありません。
よりよい日々、和解、克服、理解、一言でいうならば逆境に対する強さをも含めた素晴らしい予兆でもあるのです。

『セ・ラ・ヴィ!』、それはピグマリオンが芸術家を育てたという神話でもあります。
作家ゾラが『制作』(L’Œuvre)の中で描いた画家たち、あるいはその名祖でもある神話において、オウィディウスが描写した彫刻家たちでもあると言えるでしょう。
マックス・ロヴィラ(Max ROVIRA)とジャン=クロード・ダ・ファンティ(Jean-Claude DAFANTI)の閃光を放つような作品を目にすると、まさに(人)生にふさわしいといえます。
そこで問題となっているのは、制作に直面するアーティストの意欲、試練に立ち向かう人間の闘争意欲、ひいては各自の中の表現の情熱に駆り立てられた、非難に値するような傾向(しかしながら、どれほど納得しうることでしょうか)の根拠でもある闘争心です。
ここに展示される作品を熟視しますと、それはまさしく生の激しさ、いいか悪いかではなく、むしろ私たちの機微のすべてで強く感じるものなのです。

アルトピアルはラファエル・ランギヨン=オセル(Raphaël LANGUILLON-AUSSEL) が2016年に設立した個人企業です。
その第一の目的は、フランス人アーティストの作品を海外で、とりわけ日本で宣伝、紹介することにあります。
中期的な展望としては、東アジア、特に中国、香港、台湾やシンガポールを視野に入れています。

さらに長期的に、アルトピアルは日本やアジア諸国のアーティストや職人の方々をフランスやヨーロッパで知っていただけるようにするという目標も掲げております。
アジアとヨーロッパという二つの大陸が互いに啓発していけると確信したうえで、アルトピアルはクリエイティブな才能を相互に発見できるように、二つの離れた文化圏の間に対話をもたらす役割ができればと願っております。
アルトピアルはアーティストを常時探していますが、今は一般に知られていなくても将来が有望なアーティストの方から作品集をお送りいただくことに興味があり、引き続きお力になりご紹介していけるよう参画いたします。

ジャン=クロード・ダ・ファンティ(Jean-Claude DA FANTI)

マックス・ロヴィラ(Max ROVIRA)


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