Demachi Mitsunori

071008A

出町 光識 展

筑波山〜言の葉の山

[SpaceAB]
2007.10.08(月)〜10.13(土)
(11:00〜19:00)
(土曜は16:00まで)


071008A-2
「言ノ葉ノ山-II」
(陶器)
12x26x15cm
【¥50,000】


071008A-3
「香島」
(陶器)
42x37x32cm
42x36x31cm
各【¥60,000】


071008A-4
「言ノ葉ノ山-I」
(陶器)
14x23x14cm
【¥50,000】


071008A-5
(会場風景)


071008A-6
「オナゴ」
(陶器)
平間磨理夫
卵の殻


<華道家 平間磨理夫のコメント>
卵と器による"花"

今回、出町さんの展覧会にあたり、出町さんが10年程前に創ったという作品に、
花を荘らえる機会を頂きました。新作のもつ表情に対して、
皆さんがどのように感じるかは分かりませんが、新作という現在においても
色褪せることなく存在する、生き生きとした作品に出会い、
その作品のもつ表情と対峙することで、植物の花ではなく、
出会いによってもたらされる花を紡ぎだせはしないか!という想いのもと、
私が花材として向かい合っている卵を荘らえる運びとなりました。

今回、作品から受けたインスピレーションは女性であり、性であり、生と死の
生々しさです。そこに卵という生の象徴であり、
殻(空)となることで死の象徴ともなった卵を出会わせ、
器という大地をえた卵の躍動が、花となりうるのかをご覧頂ければ幸いです。
死してなお、命を包んでいた亡骸は生の証として存在しており、
植物と器の出会いによる花ではない、
卵と出町さんによってうみだされる花が存在することを願って―


出町 光識 (Demachi Mitsunori)